burst time series

バーストの分析

長い間人間の時間的振る舞いはランダムな過程(ポワソン過程)に従っていると思われていた。しかし、2005年にアルバート・バラバシを中心とする研究グループが、人間の行動は間欠的な振る舞い(バースト)がより顕著であると考え、そうしたバースト的な振る舞いの重要性を説いた。 このようなバースト現象の重要性は以前より指摘されているが、それがウェブ上のさまざまなオンラインシステムに関し、大量なデータの上で実証されるようになったことが研究を促進している。たとえば、ツイッターの時系列やグーグルのクエリーの時系列にバーストするパターンが見つかっているが、その詳細なメカニズムは明らかになっていない。本研究では、このバーストのメカニズムをツイッターに注目して新たに提唱する。


psn pca space

インターネットの自律性

進化ゲーム理論から生態系の振る舞いまで、「利己的なエージェント」の集団が示す協力集団現象がこれまでにさまざまに研究されている。利己的なエージェントとは、自己の利益のみを追求するエージェントであるが、結果として集団に協調現象をもたらすことがある。こうした研究からのメッセージは、「利己的なエージェントであっても、ある力学系状態を作り出すことで柔軟性が生まれ、動的な協調状態が作り出せる」ということである。本研究での研究の目的は、こうした力学系での考察を、インターネットに見いだし発展させることにある。インターネットのバックボーンをなすのは、パケットスイッチングネットワーク (PSN) である。本研究では、PSNでよく用いられるTCP/IPプロトコルを、利己的な振る舞いをするがネットワーク全体としては効率をよくするエージェントと捉えた。そして、実際のPSNをエミュレートするモデル (ns-2)を用いて、パケット送信のメカニズムがどのように協調現象を作り出すかを分析している。


web's default mode network

ウェブの自律性

ウェブはどの程度、生物系の意味での自律性を持ったシステムなのであろうか? 生物系の意味でシステムが自律的である、とは、自分で自分のダイナミクスを組織化し、知覚やその行動パターンの決定を自分で行なっていくことである。本研究は、ウェブの中の情報の流れを計算することで、その自律的な性質を明らかにしようとする研究である。ソーシャルネットワークサービスを媒介としたユーザ同士のコミュニケーションを考えると、様々なユーザによるインタラクションがウェブの状態に作用して、ウェブページのコンテンツが変化し、ウェブ全体の構造が変化する。それは一人のユーザがコントロールできるものではなく、ウェブを徘徊する膨大な数のクローラー、更にはボットとの相互関係なども加味した様々な要素によって決定される。本研究は、ウェブの中の情報の流れなどを計算することで、その自律的な性質を明らかにしようとする研究である。


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burst time series

ユーザ行動の時間発展の分析とモデル化

ソーシャルメディアの投稿時系列を例にとり、その時間発展と、揺らぎやバースト応答の関係をHawkes Processによってモデル化することで議論する。特にバーストの予測可能性について議論し、これらの結果を著者らの最近の研究成果であるツイッターにおける揺らぎと応答の関係性と比較することで、広くSNSに関する理論を考える。

  • 岡瑞起, 伊原頌二, 池上高志, Hawkes Processによるソーシャルネットワーク時系列のモデル化, 日本物理学会第70回年次大会, Tokyo, Japan, March 21-24, 2015.
  • 岡瑞起, 池上高志, Modeling Temporal Dynamics on Social Media, 2015年度人工知能学会全国大会(第29回), Hakodate, Japan, May 30 - June 2, 2015.

Flow of Algorithm of the ECM

Intrusion Detection System based on Eigen Co-occurrence Matrix (ECM)

パターン認識分野における特徴抽出技術をコンピュータセキュリティ分野に応用した研究。特徴抽出技術により,曖昧性を持つデータから,その曖昧性を許容しつつ精度良く異常を検知する手法,および,ユーザを認識する手法を開発している.

  • Mizuki Oka, Hirotake Abe, Yoshihiro Oyama, and Kazuhiko Kato, Anomaly Detection Using Layered Networks Based on Eigen Co-occurrence Matrix, Proceedings of the 7th International Symposium on Recent Advances in Intrusion Detection (RAID2004), LNCS-3224, pp.223-237, Sophia Antipolis, France, September 15-17, 2004.
  • 阿部洋丈, 大山恵弘, 岡瑞起, 加藤和彦, 静的解析に基づく侵入検知システムの最適化, 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム, Vol.45, No.SIG3 (ACS 5), pp.11-20, 2004.

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mtmdf

筑波大学および海外のパートナー大学において、学群生・大学院生が共通に履修可能な授業科目を「ジュークボックス」のように科目を所属の大学の科目として履修できるウェブサービス「科目ジュークボックス」の開発を行い、開かれた大学のプラットフォームとして展開していきます。


mtmdf

筑波大学オープンコースウェア(TSUKUBA OCW)は,大学と社会の新しいインターフェースを作り,大学が取り組んでいる新しい知の在り方を社会に問うていくことを目的とした教育コンテンツを提供するプラットフォームです。TSUKUBA OCWの企画・開発・運営を行います.


mtmdf

「MTMDF」は、複雑系科学:池上高志、写真:新津保建秀、サウンド:evala、デザイン:永井一史、ウェブサイエンス:岡瑞起など各ジャンルを代表するメンバーによって、複層的に内容が構成された電子書籍を作成。


mtmdf

東京大学・知の構造化センターpingpongプロジェクトの一環として、人々の「行為」という捉えがたい現象を捉え、情報処理技術を用いてその「構造」を取り出し、空間化しようとする試みのシステムを「CITY 2.0 -- WEB世代の都市進化論」展示した。Twitterに投稿されたつぶやきから「動詞」を抽出し、表参道エリアでの人々の行為の集合を捉え、移動の軌跡を地図上で表現した「verb track for CITY2.0」と時間軸上で表現した「verb line for CITY2.0」という2つの「動く地図」によって可視化した。 2010.


こここはだれ?+きこえる?

「このこはだれ?+きこえる?」 キャンペーン
文藝春秋特設サイト
November 15th - 21st, 2010.


pingpongワークショップ

pingpongワークショップ 「Augmented Campus」

筑波大学春日キャンパス
June 2010

  • Sho Sato, Tomomi Mitsuishi, Mizuki Oka, Myeong-Hee Lee, and Yasuhiro Hashimoto, Pingpong: A Platform for Designing Spaces with Human Behavioral Data, International Symposium Transformation & Innovation Library and Information Science, Poster, Taipei, Taiwan, November 16-17, 2010.
  • Yoshino Arimoto, Tomomi Mitsuishi, Mizuki Oka, Myeong-Hee Lee, Patlets on Learning Commons at the Library, Proceedings of the 2nd Asian Conference on Pattern Languages of Programs, pp.1-9, Tokyo, Japan, March 17-19, 2011.

pingpongワークショップ

公立はこだて未来大学
February 2010

  • Tom Hope, Mizuki Oka, Yasuhiro Hashimoto, and Myeong-Hee Lee,Spatial Design, Designers and Users : Exploring the Meaning of Multi-party Service Cognition, Proceedings of the 14th International Conference on Human-Computer Interaction (HCI International 2011), LNCS-6764, pp.328-335, Florida, USA, July 9-14, 2011.

pingpongワークショップ

多摩美術大学八王子キャンパス図書館
October 2009

  • Mizuki Oka, Tom Hope, Yasuhiro Hashimoto, Ryoko Uno, and Myeong-Hee Lee, A collective map to capture human behavior for the design of public spaces, Proceedings of the 2011 annual conference on Human factors in computing systems (CHI’11), pp.1909-1914, Vancouver, Canada, May 7-12, 2011.

pingpongワークショップ

pingpong map
October 2009


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